お洒落ダンボールの極致としてのダンボルギーニ

 2015年12月下旬、宮城県石巻市の段ボール加工会社「今野梱包」の社員有志が、イタリア・ランボルギーニ社のスーパーカーそっくりに作られたダンボール製の模型を実車と並行して展示しました。場所は東日本大震災で壊滅的被害を受けた宮城県女川町の商店街の一角のです。何と商店街がオープンする12月23日(11時から午後6時まで、たった7時間)の1日限りです。

 車種は、ランボルギーニ社製最高級スポーツカー「アヴェンタドールLP700-4」。実車とほぼ同サイズ。「ダンボルギーニ」と命名されました。

 今野梱包社の社長が、社員5人と力を合わせて、仕事の合間に6カ月も費やしたそうです。約500個のパーツを組み合わせて総重量が約100kg、ヘビー級ボクサーと同程度になりました。大人4人で持ち上げることができる重さです。

 ダンボルギーニ制作展示構想に、東京都港区の正規販売店「ランボルギーニ麻布」の社員もが感激。東京のランボルギーニ麻布の社員は「商売抜きにでも被災地の人々に喜ばれ、被災地の地元に貢献したい」と上司を説得し、彼らの熱意にほだされ、女川町商店街に市場価格4800万円の「ランボルギーニ・アヴェンタドール」を「ダンボルギーニ」とともに展示することを申し出たといいます。

 ところでダンボルギーニを製作した今野梱包の今野社長は、初代ダンボルギーニが写真に基づき、ランボルギーニの実車を見ずに制作したこともあり、「実車を目にする機会に恵まれ、さらにハイクオリティなバージョンの制作を始めました」と2016年2月の東京でのイベントで発表しています。

「『ダンボルギーニ』を見たい」という声は多いものの、「初代」は石巻市の隣り宮城県女川町に常設されたので、「2代目」の制作を決心したそうです。 今野社長によると、「2代目」の完成は2016年夏だそうです。

ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4の価格は4500万円。ダンボルギーニ・アヴェンタドールは、果して幾らの値がつくのか。興味深いところではあります。