日本ダンボールの現状;統計数字から読めるもの

 2015年1年間にわたるダンボールの生産量は、ほぼ関東1都3県の面積に匹敵する

137億4000㎡でした。この生産量に対し、消費量はどうでしょうか?

国内での消費量は、97億7000㎡でした。非常に大雑把にいって100億㎡のダンボールが日本国内で消費されたことになります。

この成果で最も多い割合を占めているのは、ブッチギリで「加工食品」。40.6%に達します。この中には、以外にも変則的な労働などと相まって食のスタイルが変化し、カップ麺からインスタントラーメン、お菓子類や缶詰、ドリンク類等々が大きな地位を占めています。この傾向は日本の青少年を中心に働き方が変化するとともに、ライフスタイルの変化が進み、全体の占める割合はしばらく増加する可能性があります。

ついで、みかんや果物、野菜を含む「青果物」は11.3%と、「その他食品」の4.6%を加えると全体で56.5%となり、実に、55億1156千㎡のダンボール箱が消費されています。

さらに、その食材・飲料を入れて使用する器である「陶磁器やガラス製品、雑貨」が

5.5%あります。日本人の胃袋を満たす食材とそれに関連する食材関連パッケージと合わせ、何と62%強を占め、60億4638千㎡を6割をダンボールの使用で輸送するのです。

衣食住の衣類、すなわち「繊維製品は」2.2%と意外と少なくみえます。これは一つ一つの商材の容積が大きくないことから来ているのも考えられます。

因みに、繊維製品はファッショナブルなものも含まれ、オーダーメイドダンボールや化粧ダンボール箱が大いに活躍する分野といえるでしょう。

一方で、テレビや冷蔵庫などの電気製品が7.5%と健闘しています。また日用品である洗剤や薬品、化粧品などが6.0%を保持しているのもうなずけるでしょう。

さほど量を占めていなく予想外なのが、「引越し・通販・宅配です。わずか4.6%しか占めていません。これは、前に述べたようにライフスタイルの変化で、以前は多くを占めなかったであろう通販商材が増加しているとの予想に反しています。

「4.6%」を多いと見るか、少ないと見るか、統計データの詳細を分析しなくては何ともいえません。「引越し・宅配」と「通販」の仕分けは最低限必要でしょう。

 

さて、みてきましたダンボールについての色々な側面。普段は何気なく存在しているダンボール。歴史あり、量と質もあり、興味深い事実がでてまいりました。ダンボール無しでは、私たちの生活が成り立たなくなるほど、ダンボールは国民の友達です。

—数字出典;全国段ボール工業組合連合会